英国際経済誌エコノミスト、「トランプ氏の米大統領選での勝利は世界的な脅威」

イギリスの経済専門誌エコノミストの調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニットが、最新報告において、「アメリカ大統領選挙で、不動産王のトランプ氏が勝利することは、世界的な脅威と見なされる」と報じました。

イルナー通信によりますと、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットは、「トランプ氏の勝利は、危険因子ベストテンに入るものであり、ほかのどの危険因子よりも世界を脅かすものだ」と報じています。

この経済専門誌の予測によりますと、トランプ氏がアメリカ大統領選挙で勝利を収めた場合、トランプ氏が自由貿易に対する敵対的な立場をとっていることから、世界は将来的に貿易戦争に巻き込まれるだろうということです。

この経済専門誌はまた、この報告をさらに詳しく説明する中で、トランプ氏による中国に対する発言や、イスラム系の過激派をめぐる発言、そしてイスラム教徒のアメリカ入国を一時的に阻止する提案を指標として挙げています。

この報告ではまた、トランプ氏の勝利は、地域や世界レベルでのテロリストの増加や拡大の下地となるだろう、とされています。