中国、「レーザー照射による操縦士負傷」に関するアメリカの主張を否定
(last modified Sat, 05 May 2018 09:53:09 GMT )
May 05, 2018 18:53 Asia/Tokyo
  • 中国国防省
    中国国防省

中国が、アフリカ北東部ジブチにある中国軍基地からのレーザー照射により、アメリカの操縦士が負傷したとするアメリカの主張を否定しました。

中国国防省は、声明を発表し、アメリカの主張を根拠のないものだとして、「中国は決して、この地域においてアメリカとその同盟国を脅かしたことはない」としています。

この声明ではまた、中国軍のジブチでの駐留が国際法に従ったもので、問題のレーザー照射システムはアメリカを標的にしていない。中国は、ジブチにおいて領土保全や国家主権と同様に、自国の軍用機地を防衛している」とされています。

アメリカは最近、「ジブチに設置された中国の軍用機地のレーザー照射システムは、アメリカの航空機にとって深刻な危険因子となる」と表明しました。

ジブチは、人口およそ80万人、総面積はおよそ2万3000平方キロメートルで、同国の総人口のおよそ96%はスンニー派イスラム教徒、4%がキリスト教徒となっています。