イランのミサイル攻撃で破壊されたイスラエル軍基地はどこか?
イランが1日夜に行ったイスラエルの軍施設に対するミサイル攻撃で、イスラエル軍の基地3カ所が甚大な被害を受けました。
【ParsToday西アジア】イラン統合参謀本部のバーゲリー議長は、イスラエルの3つの空軍基地、諜報機関モサドの拠点、ネバティブ空軍基地、ハツェリム空軍基地などが今回の攻撃対象となったことを明かしました。これ以外にも、レーダー設備やイスラエル軍がガザ侵攻に利用している戦車の待機地点などが攻撃されたということです。
イラン革命防衛隊は、上記の基地や施設は最大限の防衛体制が敷かれていたにもかかわらず、イランが発射したミサイルのおよそ9割が目標に命中したとしています。
また、イランの攻撃によりイスラエル占領地北部を中心に多くの都市で警報サイレンが発動しました。
イスラエルのチャンネル13は、今回のイランの攻撃が軍施設のみを標的にしたものであり、民間施設は攻撃対象とはならなかったと報じました。
同チャンネルによると、攻撃時、ネタニヤフ首相や一部の閣僚はエルサレムの地下施設に退避していたということです。
今回の攻撃では、テルアビブのベン・グリオン国際空港も一時航空機の発着を停止しました。
イラン・イスラム革命防衛隊は1日夜の声明で、7月のハニヤ・ハマス政治局長暗殺やレバノン・ヒズボッラーのナスロッラー事務局長および革命防衛隊ニールフォルーシャーン司令官の暗殺に対する報復として、イスラエル占領地中心部に対する攻撃を実施したと発表しました。
革命防衛隊はこの中で、今回の攻撃が国際法で認められた正当な自衛権によるものだとし、イスラエルが再び過ちを犯すようなことがあれば、より破壊的な報復を行うと警告しました。