イラン最高指導者の表明|「わが国のミサイルは、どこからもミサイルを購入・借用せず自作したイランの若者の身分証明書」
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									イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師  
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が「わが国はミサイルをどこかから購入・借用したのではなく、手作りしており、それはわが国の若者の出生証明書のようなものだ」とし、「イラン人青年がこの分野に参入し、努力して学術インフラを整備すれば、彼らは偉大なことを成し遂げられるだろう」と語りました。
【ParsTodayイラン】ハーメネイー師は今月20日、国際科学オリンピックのメダリストや各種スポーツのチャンピオンら数百人との会合で「シオニスト政権イスラエルが失望している原因は、去る6月の12日間の戦争でイランが彼らに与えた信じ難いほどの打撃が原因である」とし、「シオニストらは、イランのミサイルが炎と火炎によりで彼らの中核たる重要な中心地の奥深くまで貫通、破壊し、それらが灰燼に帰すとは思っていなかった」と述べています。
また「イランのミサイルは他者からの購入または借り物ではなく、自作であり、イランの若者の身分証明書である」とし、「イランの軍と軍事産業はこれらのミサイルを準備、使用するとともに現在も保有しており、必要とあらば別の機会に使用するだろう」と強調しています。
国防力の強化は必須
ハーメネイー師はさらに、今月3日に行われたイラン軍士官学校の合同卒業式において「イランの国防力の強化は国家の強化につながる」とし、「国力強化の強力な柱の一つは軍隊である。もっとも、国力強化は軍隊だけに頼るものではなく、他にも強力な柱が存在する。国の発展の源泉は科学の発展であり、さらに国力の源泉は国民の普遍的な信仰心および、それが民心に深く根付いていることである。そして、国民から生まれ、国民に依拠する政府は国の誇りの源泉である。これら全てのことが肝要である。また、軍隊と軍事力の存在も、国力強化の重要な手段である。これらの様々な要素が、国を危害や敵意から守り、防衛できる。もちろん、これはイランのみならずすべての国の財産であり、すべての国がこれらの力の源泉を必要としている。もっとも、横暴で抑圧的な米国などの敵に直面しているイランのような国では、これはさらに重要となる。したがって、国防力の強化は不可欠である」と語りました。
「敵の脅迫を終結させるべく強くなろう」
一方、ハーメネイー師は、2020年2月8日、イラン・イスラム共和国空軍の司令官および隊員らとの会合において、「イランはあらゆる面で強くなる必要があり、その一つが軍事面である。我々は決して誰かを脅迫したいわけではない。我々は軍事力と軍事権威を重視、奨励している。しかもそれは、決して他のいずれかの国や民族を脅かすためではなく、あくまでも脅威を阻止し、国の安全を維持するためのものである。諸君が弱ければ敵は諸君を攻撃したくなるが、諸君が強ければ、敵は近づこうともしない。戦争が勃発しないよう、また敵の脅威を終わらせるために、強くなろうではないか」と述べました。

