イギリス首相が、市民の抗議への恐れからロンドン以外での米大統領との会談を提案
May 28, 2018 19:46 Asia/Tokyo
イギリスのメイ首相が、ロンドンでの市民の抗議への恐れから、ロンドン以外でのアメリカのトランプ大統領との会談を提案しました。
イギリスの新聞ザ・サンによりますと、アメリカ駐在のキム・ダロクイギリス大使は、トランプ大統領に対し、ロンドンではなく、ロンドン中心街から65キロ離れたイギリス首相の公式別荘での会談を実施するよう求めています。
また、トランプ大統領に対し、イギリスのエリザベス女王との会談はバッキンガム宮殿ではなく、ウィンザー城にしてほしいとしています。
3番目の候補地としてメイ首相が挙げているのは、イングランド南東部にある、第2次大戦中のイギリスの首相を務めたチャーチル氏の出身地オックスフォードシャーです。
メイ首相が提案した場所はいずれも、周辺に広大な空き地があり、抗議者を会談の開催場所から数キロ離れた場所にとどめておくことが可能です。
これまでに数万人のイギリス市民が、トランプ大統領の滞在中には抗議の証として街頭に繰り出すと表明しています。
トランプ大統領は今年の7月13日、3日間の予定でロンドンを訪問します。
これまでの1年間において、トランプ大統領の政策に対するイギリスの世論の怒りを理由に、この訪問は延期されていました。
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