フランス財務相、「EUは追加関税の撤回まで、アメリカと自由貿易協定に関する協議を行なわない」
7月 22, 2018 18:19 Asia/Tokyo
フランスのルメール財務大臣が、21日土曜夜、G20・20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議の傍らで、記者団に対し、アメリカが金属製品に対する追加関税を撤回しない限り、EUはアメリカとの自由貿易協定に関する話し合いを行なわないとしました。
G20財務相・中央銀行総裁会議は、アルゼンチンのブエノスアイレスで、2日間に渡り行われています。
イルナー通信によりますと、ルメール財務相は、我々の頭上に武器が振りかざされている限り、対話は行わないと強調しました。
また、この貿易戦争は雇用を消滅させ、世界経済を圧迫するとしました。
さらに、アメリカの追加関税は適者生存の法則にしたがっているとして、アメリカに対して、良識を持ち、多国間ルールと、同盟国を尊重するよう求めました。
これ以前に、IMF国際通貨基金のラガルド専務理事は、世界貿易に対するアメリカの追加関税の影響が強まっていることに警告を発しました。
以前、アメリカのトランプ大統領は国際的な懸念や警告をよそに、鉄鋼製品とアルミ製品に関税を追加する大統領令に署名しました。