経済評論家、「対イラン制裁は、アメリカでの異例のガソリン価格高騰の最大要因」
9月 29, 2018 17:03 Asia/Tokyo
経済評論家が、「アメリカでのガソリン価格がかつてない水準に高騰しているのは、同国の政府による対イラン制裁が原因だ」との見方を示しました。
ロイター通信によりますと、アメリカのトランプ大統領がOPEC石油輸出国機構の加盟国に対し、原油価格の引き下げを求めている一方で、アメリカでは今年11月の中間選挙を前にガソリンの価格がこの4年間で最高に達しています。
この報告によれば、アメリカではガソリンの価格が1ガロンあたり2ドル86セントに達しており、これは2014年以来の最高価格とされています、
こうした中、世界市場では原油価格も上昇しています。
トランプ大統領は、イランに対する2段階目の核関連の制裁行使により、今年の11月4日までにイランの原油の輸出を完全に停止させると主張しています。
しかし、中国をはじめとするイラン産原油の主な輸入国は、アメリカの制裁には関係なく、引き続きイランから原油を輸入すると表明しています。
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