アメリカ大統領とサウジアラビア国王が石油市場情勢を中心に電話で会談
9月 30, 2018 16:12 Asia/Tokyo
サウジアラビアのメディアが、アメリカのトランプ大統領とサウジアラビアのサルマン国王の電話会談を報道しました。
トランプ大統領とサルマン国王は、29日土曜夜、この電話会談の中で石油市場の状況と、両国の戦略的な協力について意見交換を行いました。
この会談は、アメリカのメディアが、「ガソリンの平均価格は2016年に1ガロンあたり1.87ドルだったのが、今年9月にはおよそ3ドルとなり、60%上昇した」と伝えている中で行われています。
専門家は、ベネズエラの石油の減産と、イランの原油輸出が完全に停止されることへの懸念から、原油価格が1バレルあたり80ドルに上昇するとしています。
アメリカ政府は5月8日、核合意から離脱し、その後、11月4日までにイランの石油輸出を完全に停止すると宣言しました。
この中で、アメリカは世界各国に対して、対イラン制裁の一環として、イランの原油輸入を完全に停止するよう求めています。
また、イランと協力する国は、アメリカ市場を手放すことになり、厳しい罰金が科されることになると強調しました。
中国、ロシア、トルコなどの多くの国は、アメリカの要請に従わないとしています。
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