アメリカ、軍のヨーロッパ駐留継続を強調
10月 03, 2018 19:01 Asia/Tokyo
アメリカのマティス国防長官が、「アメリカ政府は、ヨーロッパの基地における6万人の兵士の常駐を続ける」と語りました。
フランス通信によりますと、マティス長官は2日火曜、ブリュッセルでのNATO北大西洋条約機構の会合に出席する前、アメリカのNATOに対する取り決めとヨーロッパの同盟国の支援は疑いようのない問題だとし、「10月末のNATOの大規模軍事演習は、ロシアの脅威に対抗する上での、この組織の連帯と団結を示している」と主張しました。
これ以前にも、NATOのストルテンベルグ事務総長は、「この組織の加盟国は、10月末に4万5000人の兵士が参加する最大規模の軍事演習を行う予定だ」と表明していました。
ロシアは常に、アメリカと、NATOのその同盟国による緊張を作り出す行動について警告しています。
マティス長官がNATOに対するアメリカの取り決め継続を強調する一方で、トランプ大統領は2016年の大統領選挙の選挙戦の際、NATOは時代遅れだとし、政権発足後も繰り返し、NATOを強く批判しながら、「なぜアメリカが、ヨーロッパの豊かな国々の防衛費の確保のために資金を投じなければならないのか」と語ってきました。
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