スペイン首相「イスラエルはジェノサイド国家」 欧州各国からイスラエル批判
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スペインのサンチェス首相
国際人権団体の「ユーロメッド・モニター」は、イスラエルがガザを攻撃する目的は、この地での生活を完全に破壊することにあると指摘しました。
【ParsToday国際】イスラエル軍は13日夜、ガザ南部ハーンユーニスにあるヨーロッパ病院を空爆し、20人を殺害・多数を負傷させました。これを受けてユーロメッド・モニターは14日、声明を発表し、「イスラエルがガザの病院を攻撃し、機能停止に追い込むのは、避難民に最後の生活を破壊することを目的としている」と非難しました。
声明はまた、イスラエルが以前にもナーセル病院を空爆して機能を停止させたことについて「ガザを緩慢な死に追い込んでいる」とし、さらに救急隊員なども攻撃対象とすることで救助活動を不可能にしていると指摘しました。そして、各国に対し、自らの法的責任を果たして、イスラエルによるジェノサイドを阻止するよう求めました。
カナダ外相「イスラエルは飢餓を政治的手段に」
カナダのアナンド外相は14日、イスラエルがガザで飢餓を発生させ、それを政治的手段として利用していると批判しました。
スペイン首相「イスラエルはジェノサイド国家」
スペインのサンチェス首相は14日の議会で、イスラエルとの貿易取引について議員から問われ、「ジェノサイド国家とは取引しない」と答弁しました。これを受けて、イスラエル外務省はスペイン大使を呼び出し、抗議しました。
アムステルダム市長「欧州はパレスチナを支持すべき」
オランダ・アムステルダムのフェンケ・ハルセマ市長は、同国政府に対しガザでの飢餓に断固とした対応をとるよう求めました。その上で、「ガザの状況にはアムステルダム市民も動揺している。政治的立場の違いを越えて、人の命を救うことに専念すべきだ」と語りました。
イタリア首相「イスラエルは国際法順守を」
イタリアのメローニ首相は14日、ガザの現状について「悲しむべきことであり、容認できない」と述べ、イスラエルに国際法の順守を求めました。
ドイツ首相「ガザの飢餓阻止に向け早急なる行動を」
ドイツのメルツ首相は14日、ガザで深刻な飢餓が発生するのを阻止するため早急な行動が必要だとしました。