アメリカが国際司法裁判所の決定に消極的な反応
10月 04, 2018 17:33 Asia/Tokyo
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フックストラ・アメリカ大使
オランダ駐在のアメリカ大使が、アメリカ政府のイランに対する制裁による政策を非難した国際司法裁判所の決定に消極的な反応を示す中で、この決定には法的な強制力がないとしました。
IRIB通信によりますと、オランダ駐在のフックストラ・アメリカ大使は、国際司法裁判所がアメリカの制裁に対するイランの訴えを審理する正当性を否定し、これには強制力がないとしました。
国際司法裁判所は3日水曜、アメリカに対するイランの訴訟を審理する正当性を認めるとともに、アメリカに対して、最終的な決定が下されるまで人道物資や航空関連物資に関する制裁の解除を義務付けました。
国際司法裁判所のアブドゥルカウィ・アハメド・ユスフ裁判官は、これに関して、「イランとアメリカの友好経済条約に基づき、両国で対立を抱え、外交で解決しない場合、国際司法裁判所に訴えることができる」と語りました。
国際司法裁判所は、イランの見解を受け入れ、アメリカの対イラン制裁は補填できない損害をもたらすことになり、一時的な措置が行われるべきだとしました。
アメリカの核合意離脱と核関連の対イラン制裁の復活を受けて、イランはアメリカを国際司法裁判所に訴えました。
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