アメリカの世論調査、「アメリカはアフガニスタンで敗北」
10月 08, 2018 15:30 Asia/Tokyo
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アメリカはアフガニスタンで敗北
アメリカの世論調査会社ピュー・リサーチセンターが行った世論調査の結果、アメリカ市民の多くが、「アメリカは、アフガニスタン攻撃から17年後、同国で不首尾のままとなっている」と考えていることが明らかになりました。
イルナー通信によりますと、ピューリサーチセンターが先月末にアメリカ・ワシントンで行った世論調査の結果、アメリカ国民の半数が、アメリカ軍のアフガン戦争への参戦は敗北に終わったとみなし、アメリカ軍のアフガン撤退を求めていることが判明しています。
こうした中、駐アフガニスタン米大使を務めたジェームズ・カニンガム氏は、「アメリカは、アフガニスタン戦争で頓挫した」と語りました。
アメリカの新聞・ワシントンポストも、「アメリカのトランプ大統領は、アフガン駐留アメリカ軍の数を増やすのではなく、アフガンからの軍の撤収を考えるべきだ」と報じています。
また、「アフガンでの戦争では、戦費が1兆ドルを突破しており、アメリカはもはやアフガニスタンで敵を破る事を追求してはおらず、アフガン駐留継続を求めている」としています。
アメリカは、テロや麻薬への対策を口実として、2001年にアフガニスタン侵攻・占領を開始しました。
しかし、アメリカのアフガン占領はアフガニスタンでの麻薬生産やテロ組織の拡大を助長したのみならず、防衛手段を持たない同国の国民の殺害やインフラ破壊に大きく関与しています。
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