アメリカ国連大使が辞任表明
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トランプ大統領とヘイリー国連大使
アメリカのニッキー・ヘイリー国連大使が、急遽、辞任を表明しました。
アメリカ政府関係者は9日火曜、「トランプ大統領は、ヘイリー国連大使の辞任に同意した」と表明しました。
これにより、ヘイリー国連大使は今年末でアメリカ国連大使を退任することになります。
ヘイリー大使の辞任の理由については明らかにされていませんが、今回のヘイリー大使の決定はトランプ政権の上層部に大きな衝撃を与えています。
報道各社は、ヘイリー大使の辞任の理由は、汚職などやトランプ大統領との意見の対立ではないかとの見方を示しています。
アメリカ政府の民間団体の声明によりますと、今回の辞任の理由は、トルコ・イスタンブールで発生した、サウジアラビアの反体制派のジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏の殺害事件と関係している可能性がある、ということです。
トランプ大統領はヘイリー大使の後任者として、ディナ・パウエル元大統領副補佐官を候補の一人に挙げています。

ヘイリー大使は、辞任の意向を発表した後、トランプ大統領と共同記者会見し、同大統領の娘のイヴァンカ・トランプ氏とその活動を賞賛しましたが、このことからイヴァンカ氏の起用の可能性についても語られています。
トランプ大統領はこれについて、「イヴァンカをアメリカ国連大使のポストに選んだなら、縁故主義として非難されることになる」と語りました。
ヘイリー氏は2016年のアメリカ大統領選挙では、トランプ大統領を強く批判していましたが、同大統領の就任後、アメリカ国連大使となりました。
ヘイリー氏は常に、イランに反対する立場をとり、シオニスト政権イスラエルにあるアメリカ大使館がテルアビブから聖地ベイトルモガッダス・エルサレムに移転されることにおいて、中心的な役割を果たしました。
これほど多くの政府関係者が辞任したのは、アメリカの歴史において初めてのことです。
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