アメリカで、政府系機関の閉鎖により首都のクリスマスツリーが消灯
アメリカのトランプ大統領と上院議会が、予算案をめぐり依然として対立を続けています。
アメリカ・ワシントンDCでは、予算案をめぐるトランプ大統領と上院の対立に起因する政府機関の閉鎖により、24日月曜夜、ナショナル・クリスマスツリーの明かりが消されました。
首都のクリスマスツリーの消灯は、アメリカの統治組織の無能のシンボルとなっています。
アメリカは、年間の対外貿易額が2兆ドル、世界一の経済大国を名乗り、年間7000億ドルもの軍事費を拠出していながら、今やクリスマスシーズンに国家のシンボルたるツリーの点灯すら維持できない状態となっています。
ワシントンDCのナショナル・クリスマスツリーは、およそ1ヶ月前にトランプ大統領の立会いのもと公開、点灯されました。
トランプ大統領は、メキシコとの国境地帯での壁の建設を目的に、新年度の予算として57億ドルを要求していましたが、上院の反対を受け、一部政府系機関の閉鎖に至っています。
アメリカの政府系機関の閉鎖は、同国新議会が発足する来年1月まで続くものと見られています。
アメリカの政府系機関の閉鎖は、トランプ大統領の就任以来、今回で3回目です。
信用格付け会社スタンダードプワーズによる統計算出によれば、アメリカの政府系機関の閉鎖により、同国の国内総生産に対し1週間当たり12億ドルの損害をもたらすとされています。
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