視点;アメリカが明け渡す「世界の警察」の責務、自発か強制か
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アメリカのトランプ大統領が、イラクへの電撃訪問後、「アメリカはもはや、世界の警察ではいられない」と語りました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
12月 27, 2018 16:48 Asia/Tokyo
  • トランプ米大統領
    トランプ米大統領

アメリカのトランプ大統領が、イラクへの電撃訪問後、「アメリカはもはや、世界の警察ではいられない」と語りました。

しかし、こうした中でトランプ大統領はなおも、「アメリカが世界一の国であってほしいと思う者は、そのために出費する必要がある」と述べています。

アボルファトフ解説員 

アメリカ大統領のこうした発言は、アメリカが世界の警察としての座を明け渡すことが、もはや同国内から滲出する脆弱性により、世界平和に貢献できないから、という意識的な選択ではないということです。

広島への原爆投下

 

アメリカは、広島と長崎への原爆投下により得た第2次世界大戦での勝利に伴い、世界の警察としての座に上り詰めました。さらに、朝鮮半島からベトナム、アフガニスタン、イラク、リビアといった地域において、戦争を展開し、多数の無辜の民を死の淵に追いやりました。2001年のアメリカ同時多発テロ以降の戦争だけで、アメリカは少なくとも7兆ドルの戦費の負担を強いられています。最近15年間においてもアメリカ国防総省はこれと大体同じような金額を軍事予算に充当しています。しかし、アメリカはこれまで、世界の警察として他国に内政干渉し、戦争を展開して来た一方で、20兆ドルの負債と1兆ドルの予算赤字、そして5000億ドルの貿易赤字を抱えており、今や予算問題により政府系機関の一部閉鎖という事態に追い込まれています。

こうした状況により、アメリカはやむなく世界の警察としての役割負担を減らさざるを得なくなりましたが、なおもトランプ大統領は他国が費用を負担するなら、なおも世界の警察としての地位にとどまりたいとしています。

アメリカは、こうしたアプローチにより、将来的に世界の警察としての座から降り、一部の国のために他国からの借り物の警察による「委任警察」となりそうな気配であり、金銭の受領と引き換えに他国のために戦う立場への降格を余儀なくされていると思われます。

 

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