イギリスで、ホームレスの数が増加
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イギリスにおけるホームレス
イギリスの慈善団体が、同国内のホームレスの増加に懸念を示し、この5年間でイギリス国内のホームレスの数が倍増したことを明らかにしました。
IRIB通信によりますと、イギリスの複数の慈善団体が、「12万人の子どもが環境条件の好ましくない、仮設施設で過ごしている」とし、この状況がもたらす結果について警鐘を鳴らしています。
慈善団体・シェルターは、「イギリス国内のホームレス32万人が好ましくない状況に置かれている。この数は前年より1万3000人増加している」と発表しました。
この報告によれば、2018年は1日当たり36世帯がホームレスとなっており、ホームレスの増加率が最も高いのはロンドンだとされています。
この報告ではまた、ホームレスの多くが一時的な滞在施設やテント、路上などで過ごしているということです。
また、もう1つの慈善団体・クライシスも、今年におけるイギリス国内のホームレスの数をおよそ17万世帯と見積もり、「これらの世帯の子どもたちは、身を寄せる適切な場所がなく、より弊害を受けやすい層におかれている」と発表しました。
イギリスで活動するある人権活動家によれば、社会・福祉サービスの減少がもたらした影響により、有職者でさえも家賃の支払いに事欠く状況だとされています。
こうした中、イギリスのメディアは、昨年同国内で600人のホームレスが死亡したことを明らかにしました。
専門家の間では、イギリスでの貧困者やホームレスの増加の主な原因として、同国メイ政権の誤った政策、福祉関係の補助金の削減、各世帯の収入の低下が指摘されています。
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