台湾総統が、中国国家主席の表明に反発

1月 03, 2019 21:54 Asia/Tokyo

台湾の蔡英文総統が、台湾に関する中国の習近平国家主席の表明に反発しました。

イルナー通信によりますと、蔡英文総統は２日水曜、習国家主席が提起した一国二制度に強く反発し、「台湾はこの制度を断固として受け入れない」として拒否しています。

また、「台湾と中国の関係や協議は、両国の政府間の対話に基づいたものであるべきだ」とし、「台湾の政治システムの独立は、両国間の協議でもきちんと守られるべきだ」と述べました。

習国家主席は、２日水曜の演説で、「再統合こそ最善の策」「一国二制度」という主張を提起し、「中国と台湾の平和的な再統合を約束するが、台湾での分離主義に沿った活動は受け入れられない」と語っています。

また、「中国は、台湾を従わせるために軍事的手段も選択肢として残しておく」としました。

中国はこれまでに何度も、台湾の独立状態を容認しないと表明するとともに、台湾を中国の不可分の領土とみなしています。

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