イギリスで内閣不信任案提出に向けた動き
イギリス議会下院で、イギリスのEU離脱協定案が否決された後、内閣に対する不信任案提出に向けた動きが開始されました。
イルナー通信によりますと、イギリスの最大野党・労働党のコービン党首は、メイ首相がイギリスの国民の意志を尊重しないEU離脱協定に関する協議のために、議会と国民の時間をこれまで2年間にわたり浪費したとして非難しました。
また、メイ首相解任に向けた不信任案提出のためプロセスを開始したことを明らかにしました。
これまでに発表された内容によれば、内閣不信任関連の採決が16日水曜に実施される見込みです。
イギリス下院が、この不信任案に賛成票を投じた場合、メイ首相は再び信任票を得るために2週間の猶予を与えられますが、それ以外の場合は総選挙の実施となります。
イギリス下院は15日火曜、同国のEU離脱協定案に反対票を投じました。
この採決では、202人が賛成票を投じたのに対し、それを大きく上回る432人が反対票を投じています。
メイ首相率いる保守党の3分の1以上がEU離脱協定案に反対していました。
メイ首相は昨年11月、EU加盟27カ国の首脳らとの協議でイギリスのEU離脱合意にこぎつけました。ただし、それにはイギリス議会の承認が必要とされていました。
イギリス政府は、今年3月までにEU離脱に関するプロセスの決着を迫られています。
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