米政府系機関の職員が、慈善団体の食料配給に殺到
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米政府系機関の職員が、慈善団体の食料配給に殺到
アメリカで、政府系機関の閉鎖が1ヶ月を超過したことにより、これらの機関の職員らが最低限の食料を確保するために、慈善団体に殺到しているという事態が発生しています。
フランス通信が23日水曜、報じたところによりますと、アメリカの政府系機関の職員の多くは、以前ならフードバンクの食料提供をまったく必要としていなかったのが、現在は政府機関の閉鎖や勤務先の給与の停止により、その日に必要な食物を確保するため、慈善団体の食料配給を求めて長蛇の列を作っている、ということです。
この報告からはまた、こうした行列に並んでいる人々の中には、自宅待機となっている税関や税務署、危機管理本部の職員、運輸部門の職員や刑務官なども見られることが明らかになっています。
フランス通信の報道ではさらに、食料を必要とする人々は申込用紙に氏名を記入した後、ビニール袋に缶詰やジャガイモ、鶏肉、ブドウそして最低限の衛生用品を入れるとされています。
フードバンクは、非政府系の慈善団体で食物を必要とする人々に、無償で食物を提供しています。
アメリカでは先月22日以来、暫定予算案をめぐる政府と議会の交渉が暗礁に乗り上げたことから、政府系機関の一部が閉鎖されており、これは国務省やアメリカ国家安全保障局の一部にまで及んでいます。
アメリカの政府関係者は、「わが国の連邦裁判所は、今月31日まで業務を継続できるが、来月1日以降の業務継続のための予算はまったくない」と語りました。
このことから、現在アメリカでは政府系機関の職員42万は無給で職務にあたり、38万人は無給の強制休暇となっています。
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