ベネズエラ国防相、「政府軍は最期の時までマドゥロ大統領への忠誠を守る」
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ベネズエラのパドリノ国防相
ベネズエラのパドリノ国防相が、トランプ米大統領の脅迫に反応し、「私とベネズエラ軍は、最期の瞬間まで国家とマドゥロ大統領に対する忠誠を守る」と語りました。
イルナー通信によりますと、パドリノ国防相は19日火曜、「ベネズエラ軍の兵士および将校らは、決して外国政府の命令に屈することはない。マドゥロ大統領とその政府に従う」と表明しました。
さらに、「ベネズエラ反体制派は、マドゥロ大統領の辞任と新政権の発足を強要したければ、ベネズエラ軍兵士の屍の上を越えていかなくてはならない」と語りました。
パドリノ国防相はまた、「ベネズエラ軍は国境付近に配備されている。予想される一切の外的な侵略を阻止するだろう」と強調しました。
トランプ米大統領は18日月曜、ベネズエラ軍に向かって、「マドゥロ大統領に忠誠を誓うなら、もはやあなた方には安全な港や外部への出口はないだろう」と脅迫していました。
ベネズエラでは先月23日、反体制派のフアン・グアイド氏がアメリカとその同盟国の公然とした支持を背景にベネズエラ暫定大統領への就任を宣言しました。こうした中、同国政府と国民はこれを、国民が選んだマドゥロ大統領へのクーデターとみなしています。
イラン、ロシア、中国、キューバ、トルコ、南アフリカ、ウルグアイなどの多くの国は、ベネズエラの国家主権と領土保全の尊重を求めています、
アメリカはベネズエラに制裁を行使し、同国の反体制派を支援することで、反米的なマドゥロ現政権を転覆させようとしています。
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