スペイン・カタルーニャ州で、州民が国王の同州訪問に抗議(動画)
スペイン・カタルーニャ州の中心都市バルセロナの市民数百人が、国王フェリペ6世の同州訪問に抗議するデモを実施しました。
IRIB通信によりますと、バルセロナ市内で24日日曜、多数の抗議者がスペイン王政に反対し、「弾圧をやめよ」と書いたプラカードを掲げました。
人々はまた、フェリペ6世の肖像画を、燃やしました。
フェリペ6世は24日、バルセロナを訪問していました。
ここ数日、カタルーニャ州では州の分離独立を訴える指導者らの裁判の実施と同時に、再び緊張が高まっています。
バルセロナ市内では今月16日、カタルーニャ自治州の独立運動の指導者ら12名に対する裁判に抗議し、20万人が街頭に繰り出す騒ぎとなりました。
マドリードの最高裁判所では今月12日、東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導したジュンケラス前州副首相ら12人の被告に対する裁判が開廷しました。
検事らはこの12人に対し、10年から25年の懲役刑を求刑しています。
カタルーニャ自治州ではこの数年、スペインからの分離独立をめざす動きが高まっています。
同州は2017年10月1日、スペイン中央政府の反対を押し切る形で、同国からの分離独立の是非を問う国民投票を実施しました。しかし、同国の憲法裁判所はこれを違法行為としました。
スペイン憲法裁判所は、地元議会の解散及び行政責任者の解任に踏み切るとともに、この地域の独立運動の指導者らを逮捕・拘束し、2017年12月21日の議会選挙の早期実施を決定しました。
この時の州議会選挙では分離独立派が多数派を占め、総議席数135のうち70議席を獲得しています。
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