シリアにおけるヨーロッパ人テロリストの最大の源はベルギー
(last modified Sat, 02 Apr 2016 11:07:00 GMT )
4月 02, 2016 20:07 Asia/Tokyo
  • シリアにおけるヨーロッパ人テロリストの最大の源はベルギー

シリアに派遣されたテロリストの国内人口に占める割合が最も高い国は、ベルギーとなっています。

ロイター通信が2日土曜、報じたところによりますト、オランダ・ハーグにあるEUの欧州警察機関・ユーロポールに設けられた「欧州テロ対策センター」の調査によりますと、ベルギーは人口100万人当たり41人以上のテロリストをシリアに送り出しているということです。

この調査ではまた、ベルギーからシリアに渡航したテロリストのうち、ベルギーに帰国したのはわずかに18%とされています。

さらに、戦争への参加を目的にシリアに渡航した4200人以上のヨーロッパ人のうち、30%がヨーロッパに戻り、14%は殺害されているということです。

昨年11月のフランス・パリでのテロ攻撃と、最近ベルギー・ブリュッセルのテロ事件の主要な実行犯は、シリアの戦闘地域からヨーロッパに戻ったテロリストでした。

ヨーロッパで最近のテロとされる、先月22日のベルギーでのテロ事件では、アブデスラム容疑者らが同国ブリュッセル市内の空港と地下鉄駅にて自爆テロを行い、少なくとも35名が死亡しました。

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