米CIA元長官、「イラン国民は頑強に抵抗」
CIAアメリカ中央情報局の元長官であるジョン・ブレナン氏が、同国のトランプ政権によるイランへの対抗政策を批判し、「イランには抵抗の文化が存在することに注目すべきだ」と語りました。
ブレナン氏は、アイルランドの新聞アイリッシュタイムズのインタビューで、「アメリカは、イランが変わるだろう、などという誤った思い込みから、同国に圧力を行使しているが、この問題により行き詰まっている。なぜならは、イランには抵抗の文化が存在するからだ」としました。
ブレナン氏は、「私がトランプ大統領に抗議、反駁しているのは、彼が核合意の離脱や、北朝鮮問題の扱いをはじめとする一部の愚鈍な行動に走っているからではなく、トランプ大統領の政策の多くが完璧ではなく、また完全に政治面での個人的な立場を上げるためのものだからだ」と述べています。
また、「これがもし、私とトランプ大統領の問題でしかなかったなら、自分は黙っていただろう。だが、私が憤慨しているのは、彼がアメリカ大統領としてのマナーやモラル的な原則に従っておらず、誠実さが欠如していることだ」としました。
さらに、「トランプ大統領は、アメリカ国民だけでなく、世界をも混乱・幻惑に陥れている」と語っています。
ブレナン氏はこれに先立ち、アメリカ下院民主党員らとの会談でも、「イランはアメリカの要求には屈しない」と述べていました。
ブレナン氏は、2017年にCIAを離れ、トランプ大統領に対する公然とした批評家に転じています。
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