米JPモルガンチェース銀行が、米ドルの世界的な優位性の低下を警告
7月 27, 2019 12:49 Asia/Tokyo
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将来的に米ドルの優位性は低下する?
アメリカのJPモルガン・チェース銀行が、将来において米ドルの世界的な優位性が低下する可能性について警告しました。
ロシアのニュース専門局ロシア・トゥデイによりますと、JPモルガン・チェースは、「アジア経済の力の強大化と平行して、米ドルは今後数十年のうちに、世界市場に対する覇権維持において深刻な問題に直面するだろう」と分析しました。
JPモルガン・チェースのストラテジスト、クレイグ・コーエン氏は、「米ドルが世界の外貨備蓄における主要な通貨となっておよそ1世紀になる。だが、我々は現存する障害や構造などの理由で米ドルが世界の主要通貨として、その優位性を失う可能性があると予測している」と語りました。
また、「こういった変貌が生じる大きな要素の1つは、中国が世界1位の経済大国にのし上がったことだが、要因はそれだけではない」と述べました。
JPモルガン銀行は、今後数十年間で世界経済の位置づけはアメリカと米ドルの支配から、アジアの経済大国へと移るだろうと見ています。
また、「すべての人に対し、米ドルの保有やこの通貨への投資から解放されるよう勧告する」としています。
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