フランスで、通算37回目の「黄色いベスト」運動による抗議行動が実施(動画)
7月 28, 2019 16:49 Asia/Tokyo
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フランスでの「黄色いベスト」運動
フランスで27日土曜、同国政府の政策に抗議する「黄色いベスト運動」と称する人々が街頭に繰り出し、昨年11月17日以来37回連続となる抗議行動を行いました。
IRIB通信によりますと、フランス・パリ市内やそれ以外の各都市で27日、警察と治安部隊がこれまでの8ヶ月間と同様に路上に配備され、拡大する抗議行動の取り締まりに当たり、暴力を行使したということです。
フランスでは昨年11月17日以来、政府の政策に反対する市民の抗議行動が実施されています。
フランスでは、この抗議行動を通じてこれまでに10人以上が死亡、他およそ1万4000人の負傷者や逮捕者が出ています。
この抗議運動は当初、燃料税の引き上げを初めとするフランスのマクロン大統領の経済政策への反対表明として開始されましたが、その後急速に政治的な側面を帯びてきました。
この運動の参加者らは、自らを「黄色いベスト」と称し、マクロン大統領の政策をフランス市民の生活への圧力強化だとし、同大統領の辞任を求めています。
調査会社オドクサが、フランスのラジオ局および同国の新聞ル・フィガロ向けに行った世論調査の結果、フランス市民全体の75%がマクロン大統領の施策に不満を抱いていることが判明しています。
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