国連が強い懸念、ナイジェリア政府によるイスラム教徒への暴力
9月 04, 2019 15:38 Asia/Tokyo
国連特使が、ナイジェリアの政府と軍による同国のイスラム教徒、及びイスラム運動活動家の殺害を非難しました。
ロイター通信によりますと、ナイジェリアを訪問し12日間にわたる調査を行ったアグネス・カラマード国連特使は、第一所見を示し、同国のイスラム教徒の現状を大きな懸案事項としました。
また、2015年に起こったナイジェリアのイスラム運動に対する過度の暴力行為について遺憾の意を表明しました。
2015年、ナイジェリア軍はシーア派3代目イマーム・ホサインの追悼行事に参加していた人々を残忍に襲撃し、約2,000人を殺害、さらにこの中でナイジェリアのイスラム運動のリーダー・ザクザキ師夫妻を逮捕、拘束しました。夫妻はこの時に負傷しています。
最近、ナイジェリア政府は、イスラム運動と同国でのイスラム暦モハッラム月の追悼儀式の開催に広範な制限を課しました。
ナイジェリア警察は全警官に対し、ザクザキ師の支持者を逮捕、拘留し、国内全域のイスラム運動とつながりを持つ宗教施設に活動許可を出さないよう命じています。
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