米政府の強硬派陣営に激震、ボルトン大統領補佐官が解任
9月 11, 2019 03:58 Asia/Tokyo
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トランプ大統領とボルトン氏
アメリカのトランプ大統領が、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任しました。
ロイター通信によりますと、トランプ大統領は10日火曜、「ボルトン補佐官に対し辞任を要請した」と発表しました。
また、ツイッター上に「自分は9日月曜、ボルトン補佐官に対し、もはやアメリカ政府内において同補佐官の役割は必要ないと通告した」と書き込みました。
さらに、「自分のほかに、政府内の一部メンバーはボルトン氏の一部の提案に強く反対していた。このため、ジョンに辞表の提出を求め、彼も10日午前これを実行した」と述べました。
トランプ大統領はまた、来週中に新しい国家安全保障担当大統領補佐官を指名するとしました。
ボルトン氏は自身のツイッターで「9日月曜夜に、自分は大統領に自らの辞任を提案した。大統領は翌日これについて話し合おうと言っていた」としています。
ボルトン氏は、米共和党派の外交官および元米国連大使で、2018年4月9日から大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めていました。
特にイランに対する強硬で好戦的な政策で知られ、トランプ政権の核合意離脱を立案、推進した人物の1人とされています。
加えて、イランの反体制組織MKOモナーフェギンの主要な支持者でもありました。
同氏はトランプ陣営内の強硬派の1人で、これまで何度もイランを初め反米国家に対し爆撃などの軍事手段を強く訴え、米国に逆らう国は全て軍事攻撃により弾圧されるべきとの信条の持ち主です。
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