インドとパキスタンが、カシミール地方に関するアメリカの提案を無視
9月 12, 2019 16:07 Asia/Tokyo
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カシミール地方
インド及びパキスタン政府はこれまでのところ、カシミール地方をめぐる両国間の緊張緩和に関するアメリカの提案を受け入れる意思を全く示していません。
インドの英字週刊誌インディア・トゥデイによりますと、カシミールをめぐるインドとパキスタン間の緊張の高まりを受け、トランプ・アメリカ大統領がこれまでに繰り返し両国間の調停を申し出ましたが、両国ともこの提案を受け入れなかった、ということです。

これまでにもアメリカは、カシミール問題を解決するためのトランプ大統領の調停計画が、インドのモディ首相の公式要請に基づいていたと主張していますが、この主張はインド政府によって直ちに否定されました。
モディ首相は先月、ASEAN(東南アジア諸国連合)会議の傍ら、アメリカのポンペオ国務長官と会談し、カシミール問題の解決への他国の介入を拒否しました。
インドのジャイシャンカル外相は、カシミール紛争の解決に関する協議はパキスタンとのみ行い、インドは他のいかなる諸国の介入も受け入れないと述べました。
現在、カシミールの一部はインド領となっており、残りの部分はパキスタン領となっています。 両国ともカシミール全土の領有権を主張しています。 このことは、インドとパキスタンの間の長年の紛争の主要原因の一つとなっています。
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