米先住民族の女性に対する性暴力 3分の1が犠牲者
10月 21, 2019 17:19 Asia/Tokyo
アメリカのメディアが、先住民族の女性の3分の1がレイプと性的暴力の犠牲になっているとする報告を発表しました。
米ミズーリ州に本拠地を置くニュースネットワーク・Newsyによりますと、米国の先住民族が居住する地域で18カ月にわたり性的暴行として立件された事件を調査した結果、連邦および先住民族の居留地での刑事司法制度には大きな欠陥があり、ほとんどの加害者は最小限の処罰を受けるか、あるいはまったく処罰されないかのいずれかで、被害者に対して正義が行使された事例はほとんどないとしています。
米カンザス大学のサラ・ディアー教授は、このことについて「生涯を先住民族の居留地域で暮らした女性と話をしたが、この種のレイプの犠牲者でない女性は一人としていなかった」と語りました。
FBI米連邦捜査局、BIA米内務省インディアン管理局、米連邦検察局は、連邦法の枠組みでこれら先住民族の居留地域と協力して、レイプを含む「重大な犯罪」を訴追する権限を与えられています。
このような統計が公表されたこととは裏腹に、先住民族の居留地の裁判所で有罪判決を受けたわずかなケースにおいてさえ、連邦法はほとんどの裁判所に対し、加害者に禁固1年以上の判決を言い渡すことを禁止しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj
タグ