ボリビア大統領選、現職モラレス氏が優勢も決選投票へ
10月 21, 2019 18:11 Asia/Tokyo
ボリビアの大統領選挙で、得票率トップだった現職で反米左派のモラレス氏が当選要件を満たせず、中道のカルロス・メサ元大統領と12月の決戦投票に臨むことになりました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、ボリビアの最高選挙裁判所の声明では、現職のモラレス氏が得票率45.28%、次いでメサ元大統領が38.16%となり、この2人が決選投票に進むことになったということです。
ボリビアの部族出身であるモラレス氏は、2006年から同国大統領を務めています。
モラレス氏は、今年12月15日に実施される決選投票で当選した場合、2025年まで再び大統領職を務めることになります。
今回の大統領選の投票率は、それまでの3回と比べてモラレス氏にとってはそれほど芳しい結果とはいえません。
モラレス大統領は、環境政策に関しては批判されているものの、ボリビアの経済成長を促し貧困対策に力を入れたとして賞賛されています。
一方のメサ候補は、ボリビアの国内総生産の7.8%にあたる予算赤字の増加を指摘し、石油と天然ガスによる減収に警鐘を鳴らすとともに、国家経費に関する政府のさらなる慎重さを訴えています。
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