中国外相が、香港での選挙結果に反応
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中国の王毅外相
中国の王毅外相が、香港での区議選挙の結果に反応を示しました。
フランス通信によりますと、王外相は25日月曜、「香港での選挙結果がどのようなものであれ、香港は中国の支配下の一部であり、ほかの国がそれに干渉する権利はない」と語っています。
また、「香港は、中国の不可分の領土であり、この地区の分離に向けた工作はいずれも失敗するだろう」と述べました。
香港の地元メディアは、「241区議選の初期段階の集計結果が出され、201議席が野党民主派候補のものとなっており、中国が支持する候補者が獲得したのはわずか28議席に留まっている」と報じました。
今回の選挙では、有権者の71%にあたる290万人が投票しています。なお、2015年の選挙の際の投票率は47%でした。
香港の総人口700万人のうち、およそ400万人が投票のための登録手続きを行ったとされています。
香港区議選の投票は、24日日曜に実施され、その結果は同地区のキャリー・ラム行政長官(大統領に相当)への支持度を測る重要な指標となります。
香港区議選は、4年に一度の割合で実施されています。
香港では、5ヶ月以上前から多数の人々が中国本土への容疑者の引渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案に抗議し、数千人規模の抗議デモが実施されています。
香港は、1842年から1997年までイギリスの植民地支配下にありましたが、1997年に中国に返還されました。
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