米軍元司令官、「大統領の軍事への干渉は恐ろしいもの」
アメリカのスペンサー海軍長官の解任を受け、軍事評論家らが「アメリカのトランプ大統領による軍への干渉や、戦争犯罪人への恩赦決定は、恐ろしいものだ」としました。
アメリカ軍元司令官だったBarry McCaffrey氏は、アメリカのニュース専門局MSNBCとのインタビューで、アメリカ国防省にてスペンサー海軍長官が解任された事に関して、「トランプ大統領が戦争犯罪人の扱いに干渉することは、アメリカ軍内の規律や秩序を著しく損ね、破壊する事になる」と語っています。
また、軍幹部司令官の解任というトランプ大統領の前代未聞の行動を非難し、「恐るべきことは、アメリカ大統領が、軍法会議すら開かれていない人物を恩赦扱いとしながら、人々を前に収監者への拷問といった事柄について語っていることだ」と述べました。
スペンサー長官は25日月曜、民間人への銃撃や、イラクでの刃物によるテロ組織ISISの捕虜の殺害、海軍特別部隊幹部への脅迫などの戦争犯罪に問われているエドワード・ギャラガー氏への恩赦というトランプ大統領のツイートに反対したため、解任されました。
こうした中、アメリカ海軍はギャラガー上等兵曹がISISの青年捕虜の遺体の写真を公表して軍の威信をゆがめたとして、同上等兵曹を降格処分としています。
今月22日、トランプ大統領はギャラガー氏の降格処分により、海軍上級司令官の怒りを引き起こしています。
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