アメリカ人の平均寿命が短縮
11月 28, 2019 05:17 Asia/Tokyo
アメリカの週刊誌ニューズウィークが行った最新の調査の結果、アメリカ人の平均寿命が短縮されていることが明らかになりました。
ニューズウィークが行った新たな調査の結果、就労年齢にあるアメリカ人の平均寿命は2014年以降現在までは、麻薬の過剰な服用や自殺、疾病などにより短縮されているということです。
この調査によれば、さらに65歳未満のアメリカ人の死亡件数が増加しており、最も死亡件数が多かったのは25歳から65歳までの人々で、この数字は特に、同国中西部地域と大西洋岸中部地域の一部に渡る、脱工業化が進んでいる、いわゆるラストベルト地帯やオハイオ渓谷といった地域で記録を更新しています。
この2つの地域は過去数十年間にわたり、工場や炭鉱、製鉄工場の閉鎖により経済・社会的に圧迫されており、経済的な不安定や就労の機会の喪失といった問題を経験して来ました。
ラストベルト地帯はニューヨーク州から始まり、ペンシルベニア州、ウェストバージニア州、オハイオ州、インディアナ州、ミシガン州を通過してイリノイ州北部とウィスコンシン州東部までの地域を指しており、かつてはアメリカの工業の中心とされていました。
今回の調査結果が発表された一方で、アメリカのトランプ大統領は自分の在任中にアメリカ人の生活状況を改善させた、と主張しています。
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