中国が、同国に対するアメリカの内政干渉に抗議
12月 09, 2019 00:29 Asia/Tokyo
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楊潔篪氏とポンペオ国務長官
中国共産党の政治局員である楊潔篪(よう けつち)氏が、同国への内政干渉を理由に米国を批判しました。
イルナー通信によりますと、楊潔チ氏は7日土曜、アメリカのポンペオ国務長官との電話会談で、アメリカ議会で香港関連の2つの法案が可決されたことを指摘し、「アメリカは国際関係を甚だ損ねている」と語っています。
また、アメリカに対し、「自国の誤りをただし」、中国への内政干渉から手を引くよう求めました。
アメリカ議会は、中国に対して講じた最近の措置として先月、いわゆる「香港人権民主主義支持法案」、および「香港警察への武器売却禁止法案」の2つの法案を可決しました。
この数ヶ月間、香港では反体制デモや抗議行動が発生しています。
しかし、アメリカとその同盟国は抗議者の行動を非難することなく、抗議者に対する中国の治安部隊の対処方法を批判し、中国が香港での自由を尊重しなければ、こうした行動が重大な結果をもたらすだろうと主張しました。
一部の香港市民は今年6月9日から、中国本土への容疑者の引渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案に抗議し、デモ・抗議行動に出ました。
これに対し、香港政府は今年9月4日、この法案の完全な廃止を発表しましたが、抗議者は依然として香港市内の街頭に繰り出しています。
香港は、1842年から1997年までイギリスの植民地支配下にありましたが、1997年に中国に返還されました。
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