米国の前大統領補佐官、「北朝鮮への最大限の圧力政策は失敗」
12月 23, 2019 20:20 Asia/Tokyo
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アメリカの前大統領補佐官のボルトン氏
アメリカの前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)のボルトン氏が、「北朝鮮に対するアメリカの最大限の圧力政策は失敗した」と述べました。
米国の新興ニュースサイト・アクシオスによりますと、ボルトン氏は北朝鮮の非核化を目指した米国の政策が失敗したことを認め、「米トランプ政権は、北朝鮮に関して大言壮語している。近く大統領直々に、北朝鮮政策失敗という宣言に遭遇するかもしれない」としました。
また、「北朝鮮の核兵器獲得の停止について、トランプ大統領や政府関係者の発言にそれほど信憑性があるとは思えない」と述べました。
その一方で、北朝鮮の脅迫的なメッセージに関して、「北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、もし今後も脅迫的なメッセージの発信を続けたいなら、米政府は普通ではありえない行動をとらざるを得なくなるだろう。もっとも、トランプ政権はまず、北朝鮮に対して誤った行動をとっていたことに気づくべきだ」と提言しました。
北朝鮮外務省は、米国に与えていた今年末までの(協議再開の)期限が迫る21日土曜、声明を発表し、米国が人権侵害を口実に北朝鮮内政に干渉したことを批判しました。
北朝鮮はまた先に、「“クリスマスプレゼント”に何を選ぶかは全面的に米国の決心にかかっている」と表明しています。
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