ボリビア前大統領、「米は資源を狙ってクーデターを起こした」
12月 25, 2019 22:16 Asia/Tokyo
ボリビアのモラレス前大統領が、同国にクーデターをもたらした米国の狙いはボリビアの資源を得ることにあったとしました。
モラレス氏は24日火曜、フランス通信のインタビューで、「米政府は、ボリビアのウユニ塩湖に存在する世界最大規模のリチウム資源を目的にクーデターを起こした」と語りました。
また、「米国は、ボリビアがリチウム採取の協力相手に米国ではなくロシアと中国を選んだことを許していない」と述べました。
さらに、「ボリビアでの民衆の大量虐殺の責任は、OAS米州機構のルイス・アルマグロ事務総長にある」とし、同事務総長への裁判を求めています。
リチウムは、ノート型パソコンや電気自動車などのハイテク機器に使われる電池の主原料の一つで、世界的な需要が高まっています。
今年10月20日に実施されたボリビア大統領選挙で、モラレス氏は4期目の当選を果たしました。しかし、反対派が騒乱を起こし、同国を危機に陥れました。
この危機の高まりを受け、ボリビア軍はクーデターを示唆、米国がこれを支持したことから、モラレス氏は最初メキシコへ、そして現在アルゼンチンへの亡命に追い込まれています。
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