テロ犠牲者支援協会、「諸宗教の指導者は、テロリストによる宗教の悪用を阻止すべき」
12月 30, 2019 18:29 Asia/Tokyo
テロ犠牲者支援協会が、最近、世界各地で発生したテロに言及し、諸宗教の指導者や各国の支配層に向かって、テロリストが目的を遂げるために宗教を悪用するのを阻止するよう呼びかけました。
イルナー通信によりますと、テロ犠牲者支援協会は29日日曜夜、声明を発表し、「預言者イーサー(イエス・キリスト)の生誕日に、アフガニスタンやイエメン、ブルキナファソ、ナイジェリア、ソマリアで数百人もの罪なき市民がテロにより犠牲になった。これはいかなる名目であれテロが覇権主義体制の利益確保の手段であること、そのためには宗教の神聖の悪用も辞さないことを改めて示す形となった」と述べました。
また、「現代世界における情勢不安や犯罪行為の元凶を、世界の新秩序による計画の中に見出すべきだ」とし、「覇権主義体制は、石油といった戦略的価値の高い天然資源の占有、軍事産業の繁栄、発展途上国の社会的進歩の阻止、これらを目的にテロの復活と拡大に向かった」と指摘しました。
さらに、、世界の支配者層や諸宗教の指導者らに対し、啓蒙活動など世論へと働きかけることで、テロリストが宗教を悪用するのを食い止め、アジアやアフリカでのテロの発生を阻止するよう訴えました。
テロ犠牲者支援協会は、2007年に文化的な民間組織として設立され、メンバーはテロ犠牲者の遺族や遺児らで構成されています。
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