米上院共和党議員らが、「イランとの戦争はない」とした大統領声明を歓迎
米上院の一部共和党議員が、イランとの戦争はない、としたトランプ大統領の表明を歓迎しました。
イルナー通信によりますと、ジェームズ・リッシュ、ジム・インハーフ、リンゼー・グラム、ランド・ポール氏ら一部の米上院共和党議員は8日水曜、個別に声明を発表し、トランプ大統領がイランと戦争する意思はないと表明したことを、西アジア地域の緊張緩和に向けた一歩だと評価しました。
トランプ大統領は先日、イランの52カ所を攻撃するという過激な内容のツイッターを発信し、緊張が一気に高まっていました。しかし、一転してイランのミサイル攻撃後に行われた8日水曜の演説では、イランに対する軍事的脅迫は一切行わず、イランとの和平確立、西アジア地域の米軍駐留人員の削減を震える声で語りました。
イランイスラム革命防衛隊は8日水曜未明、同防衛隊ソレイマーニー司令官を暗殺した米国のテロ行為に、かねて明言していた通り、イラク西部にある米軍基地に向けて数十発のミサイルを発射し報復しました。
同防衛隊内の情報筋は、このミサイル攻撃により、少なくとも80人の米軍テロリストが死亡、200人以上が負傷したとしました。
イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は今月3日未明、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官及びほかの同行者8名とともに、イラク・バグダッド空港付近で米軍の空爆を受け殉教しました。
ソレイマーニー司令官は、イラク政府の正式な招きにより同国を訪問していました。
ソレイマーニー司令官とアルムハンディス副司令官は、西アジア地域でISISを初めとするテロ組織、タクフィール派組織との戦いにおいて大きな功績を上げた人物でした。
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