米国中央情報局が、グアンタナモ刑務所での「人工溺死」拷問法を擁護
1月 23, 2020 21:18 Asia/Tokyo
CIAアメリカ中央情報局の心理学者が、グアンタナモ刑務所軍事裁判所で、手段としての拷問の実施が適切かつ必要であるとしました。
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙によりますと、「人工溺死」などの高度な尋問方法を考案したCIAの心理学者のジェームズ・ミッチェル氏は、アメリカ同時多発テロを計画した容疑者5人の予備裁判で、「 私は必要とあれば、今でも再び拷問を行う」と述べました。
ミッチェル氏は、アメリカ同時多発テロのような新しい攻撃を防ぐという口実により、拷問を道徳的義務と説明しました。
ミッチェル氏は元米国空軍の心理学者で、彼と彼の同僚は、2002年にCIAにより、高度な尋問技術のためのプログラムを考案するように命じられました。
CIAはそのようなプロジェクトに1800ドルの日当を支払い、2人は2005年に多くの尋問間や保安担当官のために「ブラックサイト」という民間企業を立ち上げ、そこで拷問の仕方の訓練などを行っていました。
CIAは、少なくとも39人の受刑者が洗練された尋問技術で拷問されたことを認めています。その一例に、受刑者を壁に打ち付ける、53cm x 76cmの箱に閉じ込める、人工的に窒息または溺死させる、と言ったことが挙げられます。
人権団体や国連は、これらの高度な尋問技術は拷問であり違法であるとしています。
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