イギリスがEUから正式に離脱
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イギリスがEUから正式に離脱
イギリスは、1973年にEC・ヨーロッパ共同体として始まった欧州連合EUへの加盟から47年後の1月31日金曜夜、正式にEUを離脱しました。
イルナー通信によりますと、英ロンドン時間で31日金曜23時、英国はこれまで3年間に及ぶ一連の対立や論争、協議を経て、遂にEU加盟国としての存在に終止符を打ちました。
英ジョンソン首相は、この歴史的な出来事にちなんだメッセージで、新時代の幕開けを約束するとともに、これを歓迎するとしました。
同時に、ベルギー・ブリュッセルのEU本部および複数の関連する建物の前では、英国旗を下ろす式典が開催され、代わってEU旗が掲揚されました。
英国のEU離脱・ブレグジット合意は3年間の行き詰まり・確執の後に先月22日、英議会で可決され翌23日に英エリザベス女王の署名を経て正式に法制化されました。
この合意はさらに、欧州議会のウルズラ・フォンデアライエン議長およびシャルル・ミシェル欧州理事会議長が署名、その一部が英政府に送付されました。
ジョンソン首相は先月24日、既にEU当局に署名されていたブレグジット最終合意に署名しました。
欧州議会も先月22日、ブレグジット法案に賛成票を投じています。
ジョンソン首相とEU首脳陣らの間で成立した合意により、1日土曜から今年の12月末まで、双方は移行期間に入り、英国はこの間、これまでどおりEU共同市場に残ることになります。
この期間にはまた、EUとの間で新たな通商協定が署名される一方で、今年末日以降の移行期間の延長を禁じています。
2016年6月23日に実施された国民投票では、同国民の過半数がEU離脱に賛成票を投じていました。
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