ベルギー市民が、サウジ船舶の寄港に抗議
2月 04, 2020 17:55 Asia/Tokyo
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サウジアラビアの船舶「バフリ・ヤンブ」
ベルギーの港湾の1つにおいて、ある民間団体が武器の運搬で悪名高いサウジアラビアの船舶の同港への停泊に抗議しました。
カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、ベルギーの複数の法的機関が、同国の港湾の1つでの抗議行動を計画し、評判の悪いサウジアラビア船舶の停泊に抗議しました。
この抗議行動により、この船舶はこの港湾での停泊期間の切り上げを余儀なくされました。
サウジアラビアの船舶「バフリ・ヤンブ」は現在、ドイツのブレーマーハーフェン港に寄港しており、ここで武器の積み込みを行うものと見られています。
サウジアラビアのイエメン攻撃が開始されて以来、この船舶は10回に渡り北米からヨーロッパを経て、最終的にサウジアラビアという航路で運航されています。
また、昨年夏にはヨーロッパでサイルや戦車、そのほかの各種の武器を積み込み、サウジアラビアに戻っています。
サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦などの支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、同国国境を完全に封鎖しました。
この戦争で、イエメンではこれまでに数万人が死傷しているほか、数百万人が難民化しています。
ドイツは、この船舶およびその積荷に関する正式な声明を発表していません。
ヨーロッパではこの数ヶ月間、ヨーロッパ各国政府によるサウジへの武器供給に反対する各種の抗議デモや集会が開催されています。
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