IAEA事務局長、「イランの核合意内の責務縮小に関するコメントを差し控える」
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グロッシ事務局長
訪米中のIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が、「イランが核合意内の責務を縮小した事に関してコメントするのは、当組織の責務ではない」と語りました。
イルナー通信によりますと、グロッシ事務局長は5日水曜、アメリカのシンクタンク・カーネギー国際平和基金において、「核合意に関するIAEAの立場は完全に中立的なものだ」とし、「IAEAは、独自に、イランの核合意遵守を検証する責務を有しており、コメントする責務はない」と述べています。
また、「IAEAはイランの核活動の微細な部分まで検証し、イランで起きている事柄を注視・監視している」としました。
さらに同日、イギリスの新聞フィナンシャルタイムズとのインタビューで、「イランは、核合意内の責務縮小の最終段階の実施後も、自らのウラン製造可能量を引き上げていない」と語っています。
イランは昨年5月8日、アメリカの核合意離脱から1年が経過し、またこれによる経済面での影響緩和に向けたヨーロッパ側の提案策が功を奏していないことを確認した上で、この合意の第26項と第36項に基づき、自らの責務の一部の履行を停止しました。
イラン政府は先月5日、声明を発表し、核合意関連の責務縮小の最終段階となる第5段階目の実施を発表し、これに基づき今後、ウラン濃縮や濃縮ウランの備蓄量、研究開発分野では一切の制限がなくなると表明しています。
核合意の第26項と第36項では、この合意の相手側がその責務を履行しない場合、イランにはこの合意に定められた自らの責務の一部または全部の履行を停止する権利がある事が定められています。
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