2月 22, 2020 21:57 Asia/Tokyo
  • イランによるイラク・アサド米軍基地への報復攻撃
    イランによるイラク・アサド米軍基地への報復攻撃

アメリカ国防総省が、イランによるイラク・アサド米軍基地への報復攻撃で、負傷した米兵の数をこれまでの発表より1人増やし、110人としました。

ファールス通信によりますと、米国防総省は21日金曜、アサド米空軍基地の米兵1名が外傷性脳損傷と診断されたことを明らかにしました。

国防総省は今月10日、イランのアサド基地へのミサイル攻撃によって109人の米兵が外傷性脳損傷を受けたとしていましたが、今回の発表で負傷者は合わせて110人となりました。

米トランプ大統領、エスパー国防長官、ポンペオ国務長官らの政府関係者らは当初、イランの攻撃による米側の被害はなかったと主張していました。

しかし国防総省はこの数週間で、徐々に負傷者の存在を認めただけでなく、その数を増やしていきました。

様々な調査から、イランの報復攻撃で米兵に死者が出たのは確実と見られていますが、米政府はいまだにこれを認めようとしません。

イランイスラム革命防衛隊は、同防衛隊ソレイマーニー司令官と同行者らをイラク・バグダッド空港付近で暗殺した米国の国家テロへの報復として先月8日、イラク西部のアサド空軍基地に対し13発のミサイルを撃ち込みました。

革命防衛隊の情報筋は、この攻撃で少なくとも米兵80人が死亡、200人以上が負傷したと明らかにしています。

米軍のテロ攻撃で殉教したイランイスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官は、イラクの正式な招きを受けて同国を訪問中でした。

 

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