新型肺炎
新型コロナウイルスがボーイング社に打撃
3月 23, 2020 16:12 Asia/Tokyo
-
米国の巨大航空機製造会社ボーイング社
新型コロナウイルスの大流行により、米国の巨大航空機製造会社ボーイング社が財政危機にさらされています。
英ロンドン発行のアラビア語紙アッシャルゴルアウサトは22日日曜、「米政府がゼネラルモーターズとクライスラーの2大企業グループを救済してから約12年を経て、現在、米関係者はボーイング社への支援策を協議している。というのも同社は一方で新型コロナウイルスの発生により、また一方で737型MAX航空機に絡む問題で大きな財政圧力にさらされているからだ」と報じました。
この記事によりますと、ボーイング社は現在、米政府に600億ドルの金融支援を求めています。
新型コロナウイルスの大流行は顧客の急減を招き、その結果同社の危機的状況にさらに拍車をかけています。
これらの出来事により、ボーイング社の株価は下落しました。 同社は、追って通知するまで配当金の支払いを停止するとしています。
ボーイング社の危機は他の企業にも影を落としていますが、1万3000人の直接雇用者と、その傘下企業に1万7000人の間接雇用者がいること、そして米国経済における重要性から同社は米政府の支援を要請しています。
最新の統計によりますと、米国での新型コロナウイルスによる死者は新たに38人増えて計457人、感染者は1355人増えて計3万4901人に達しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ