ベネズエラ大統領、「国際石油市況の改善を希望」
4月 12, 2020 17:03 Asia/Tokyo
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マドゥロ大統領
ベネズエラのマドゥロ大統領が、「OPEC石油輸出国機構加盟国とそれ以外の産油国による、いわゆるOPECプラスの合意が、国際石油価格の回復・安定の可能性につながるよう希望する」と語りました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、マドゥロ大統領は「OPECプラスの合意は、G20・主要20カ国地域グループの支持を受けており、これが原油の国際価格の持ち直しと安定の可能性につながるだろう」と述べています。
また、ベネズエラ国営テレビとの電話インタビューで、「OPECプラスの間で成立した合意は、石油関連の最も重要な合意である。それは、来月一カ月間にわたり1日の産油量を1000万バレル削減することが、国際石油価格に即時影響を及ぼし、エネルギー市場の安定や原油価格の持ち直しにつながるからだ」としました。
さらに、「自分は、バルキンドOPEC事務局長とも会談しており、公正な原油価格の確立というOPECプラスの合意への賛同を示した」と語っています。
OPECプラス諸国は今月9日、テレビ会議形式での会合において、来月1日から2ヶ月間にわたり、1日あたりの産油量を1000万バレル削減することで合意しました。
原油の国際価格は、新型コロナウイルスの蔓延および、原油価格や産油量をめぐるロシアとサウジアラビアの対立を受けて、現在大幅に下落しています。
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