韓国外相、キム委員長の健康悪化説に関して、「北朝鮮に特異な動向見られず」
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韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は28日火曜の国会外交統一委員会で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の健康悪化説について、「現在、北朝鮮の内部で特異な動向はないと見られる」と語りました。
金委員長は党政治局会議を行った今月11日以来、公の場に姿を見せていません。
韓国ヨンハプ通信によりますと、康外相は「最近開催された最高人民会議(北朝鮮の国会に相当)などに合わせて行われた外交ラインを含む人事を勘案し、北の対外政策に関する動向も注視している」と述べました。
北朝鮮の内部動向については、「北朝鮮も新型コロナウイルスの拡大防止のための対内的な状況管理に集中している」として、「まだ感染者はないという立場を維持する中、平壌総合病院の着工式や保健部門の予算拡大など、保健医療能力の強化に集中している」と語っています。
南北協力に関しては、「対北挑戦制裁の枠内で可能なことから推進する中で、北の呼応を誘導していく」として、「この過程で国際社会とも緊密に連携する」との方針を改めて示しました。
ロイター通信によりますと、トランプ米大統領は米現地時間で27日月曜の記者会見で、健康不安説が流れているキム委員長の状態に関する質問に対し、同委員長がどのように過ごしているか分かっているがそれについてはコメントできない、としています。
また記者団に対し、「近いうちにキム委員長の状態について知ることになるだろう。また、キム委員長が元気であることを願っている」と語りました。
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