米司法省、「サウジ訓練兵による銃撃事件は、アルカイダが計画」
May 19, 2020 17:16 Asia/Tokyo
米司法省が、昨年末に1人のサウジアラビア訓練兵が起こした米フロリダ州ペンサコーラ海軍基地での銃撃事件に関し、この事件がテロ組織アルカイダによって計画されたことを示す証拠を提出したと発表しました。
タスニーム通信によりますと、ウィリアム・バー米司法長官は18日月曜、ペンサコーラ海軍基地で起こった銃撃事件について、FBIはテロ組織アルカイダがこの事件を計画した首謀者であることを示す複数の証拠を検察に提出したとしました。
パイロット訓練のために米国に渡航していたサウジアラビア国籍のシャムラーニー容疑者は、昨年12月6日、ペンサコーラ海軍基地において3人を銃殺しました。
米国内でサウジアラビア人がテロ行為に訴えたのは、この事件が初めてではありません。
2001年9月11日、15人のサウジアラビア人は他の4人の容疑者とともに、飛行中の旅客機4機をハイジャックし、米国史上最大となるテロ攻撃を仕掛けました。
サウジアラビア人容疑者らは、ニューヨークの貿易センタービルやワシントンDCの国防総省本庁舎ペンタゴンに旅客機を衝突させ、3000人近い犠牲者を出しました。
このテロ事件により、米国内で反サウジアラビアの気運が大きく高まりましたが、米政治家らは、サウジの石油や資金を非常に必要としていたことから、国内におけるテロを育む思考や措置に対して目をつぶりました。
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