黒人男性殺害事件への抗議拡大、ロンドンやパリで数千人がデモ(動画)
(last modified Sun, 07 Jun 2020 04:53:13 GMT )
6月 07, 2020 13:53 Asia/Tokyo

米ミネソタ州で黒人男性が殺害した事件をきっかけに広がった抗議運動は欧州各地にも拡大しています。

米CNN によりますと、米ミネソタ州で黒人男性が殺害した事件をきっかけに広がった抗議運動は欧州各地にも拡大し、6日土曜には英ロンドンや仏パリで数千人規模の平和的なデモが実施されました。

ロンドンでは政府や警察が新型コロナウイルス感染対策の外出自粛を呼び掛けるなか、市中心部の広場に数千人が集結し、死亡した男性の名前や「黒人の命は大事」というスローガンを叫び、一斉にひざまずくなどして差別に抗議しました。

パテル英内相は同日、テレビ局とのインタビューで言論の自由に理解を示す一方、英国は今も新型ウイルス感染のパンデミックのさなかにあると指摘。デモ参加の自粛を呼び掛けました。

ロンドン警視庁は「デモ隊と車両の両方を守るため」として広場への道路を封鎖し、軽装備の警官を多数配置した。

パリでの黒人男性殺害事件へのデモ抗議

パリでは同日、米大使館前に集まったデモ隊が「人種差別もパンデミック」などのスローガンを掲げ、「黒人に生まれたことは犯罪ではない」と主張しました。またエッフェル塔前の公園では数千人規模の集会が開かれました。

仏当局は感染対策を理由にこうした集会を禁止していますが、リール、マルセイユ、ニースでもデモが実施されました。

仏メディアによりますと、リールでは警官隊がデモ隊との衝突で催涙ガスを使用したということです。

 

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