国連人権高等弁務官が、アメリカの構造的人種差別継続に遺憾の意を表明
6月 18, 2020 18:22 Asia/Tokyo
ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官が、アメリカでの構造的人種差別の継続に遺憾の意を表明しました。
バチェレ高等弁務官は17日水曜、国連人権理事会の会議において、アメリカでの構造的人種差別の継続、平和的な抗議活動に対する警察の残忍な対応について、深く遺憾の意を示し、同国の少数派市民に対する人種差別や暴力を伴う対応に関して、警察や司法のシステムの改革へ向けた実践的な措置の必要性を強調しました。
アンドリュー・ブレンバーグ米国連大使はこの会議で、人権に関する同国の脆弱さと不備を認め、米政府は人種差別に関する至らない点などの解決を約束すると主張しました。
これに先立ち、アフリカの54カ国は国連人権理事会に対し、米国での警官による人種差別や黒人らに対する暴力行為などの問題に介入するよう求めていました。
米当局は、国連の人権理事会緊急会議開催前にアフリカ諸国に対し、この反米的草案の提出を阻止すべく盛んなロビー活動を繰り広げていました。
アメリカはアフリカ諸国に対し、決議書発行の際に米政府の名を文書からはずすよう求めていました。
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