レバノン首都の爆発 トランプ氏は「攻撃」を示唆、国防当局者は否定
8月 05, 2020 19:24 Asia/Tokyo
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トランプ大統領
レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が起きたことを受け、米国のトランプ大統領は「恐ろしい攻撃」を示唆しましたが、米国防総省の当局者3人はCNNの取材に対し、攻撃を示唆するものはないとの見方を示しました。

CNNによりますと、レバノンで4日火曜に大規模な爆発が起きたことを受け、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、弔意を示すとともにレバノンの人々への支援に言及するとともに、「恐ろしい攻撃」とも述べました。
ベイルートの港湾地区で起きた爆発では、倉庫に推計2750トンの硝酸アンモニウムが保管されていました。現地のメディアは、けが人の搬送や救助に当たっているレバノンの赤十字社が、死者が100人を超え4000人がけがをしたことを明らかにしたと伝えています。
国防当局者の1人は、もし誰かが当該の地域でこのような規模のことを引き起こすことが示唆されていれば、たとえ報復攻撃に対する懸念だけであったとしても、同地の米軍の部隊や資源に対する保護が自動的に増強されることにつながると述べ、これまでのところそうしたことは起きていないということです。
爆発の原因については報道で情報が錯そうしており、詳細についてはまだ明らかにされていません。
レバノン当局は今回の爆発について攻撃とは呼んでおらず、現時点で米外交筋が「攻撃」という言葉を使うことについて懸念を表明しています。
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